2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
">自分にとっての相手と相手にとっての自分。近しければ近しいほど、良好な関係と仮定したとき、果たして豪と澪はどうだったか。ベース男性としての豪は女性に不足しない。豪にとって描くことこそ至上であり、セックスにわざわざ労力を割きたくないのと同列…
【3、言うても王道は変わらんぜ?】 映画の主張としてマイノリティ側からの展開だから、どうしても捻くれて見えがちなのはわかる気がするのだが、いかんせんちょっと偏りが大きいカナというのも印象として残る。「将来のことを考えて、多少無理にでも学校に…
">表現者として「得る」ために自ら傷つくことを選ぶ事象、いや自傷。 私自身、小説を書く上で、自らが幸せであってはならないと思っていた時期があった。不幸の中にいた方が感性が研ぎ澄まされ、いい作品が生まれやすい感覚があった。 "> あ、こっから先特に…
">映画化って時間制限あるから作品本体にメスを入れなきゃいけなくなるのは分かるんだけど、時にそれで歪んじゃったり、そうじゃないんだけどなあって違和感が残ることがあって、でも今回『正欲』にそれは見られなかった。 全てを語らなくても単語でトラウマ…
作中印象的なのは「誰かと比べて劣る自分」 憐憫の情はかけられない。不相応だけど成立するなんてこともない。主演と比べられる自分、ミューズと比べられる自分。同性異性関係なく、「その筋」において不足する自分。ここに、全てに共通する一つの答えが投げ…
「その世界」というのは、中にいる人でないとわからない。 恋人、上司、家族。一対一だろうと、一対複数だろうと関係ない。「その世界」での常識「その世界」ならではの理がある。 特に演劇などの芸術関係は、わざわざ観に行かなければ関わることもない。そ…