【深】独り言多めな読書感想文

⭐️1つの作品に対して記事が複数に渡るものを収録⭐️

自由研究と読書感想文をいっぺんに終わらせてやんよ【序】


 自分にとっての相手と相手にとっての自分が限りなく近しいこと。
 理想は敬意で繋がれるような、高め合うというよりは刺激に事欠かない関係。

 

 バラ、ガーベラ、カーネーション

 

 読書感想文、今回は異なる本から抽出した色味で、元々白だったものを私なりに染めてみようと思う。横並びのコントラスト、混じった色までも美しいと感じられるものでありますように。全5回、よろしければ最後までお付き合い願いたい。
 取り上げる作品は、文章より京極夏彦さん『地獄の楽しみ方』漫画より小林有吾さん『フェルマーの料理』(1〜3巻)内容として前者は「炎上しやすいSNSと付き合っていくための言葉との向き合い方講座」後者は「元々数学者になるつもりだった青年が数学を活かして料理人を志す」というもの。

 

 言葉と、数学と、料理。2者と言えど、内在するのは3つの要素。後者の作中に〈旨味の相乗効果は基本2つまで〉で、グアニル酸以外、3つ以上掛け合わせても相乗効果は得られない、とある。たとえ数学と料理をかっこでくくろうと、最低限私という不純物を経由する以上、グアニル酸生成は必須。とはいえ真理は変わらない。何から抽出したところで、それは第三者、読者によって自動変換される。

 

 さて、いつも通り前置きが長くなってしまった。上記2作品は文系理系の話をしたついでに選んだものであり、ここに必然性はない。純粋に私を中心として双方から素晴らしい刺激を受けたので書き残す。
 きっとあなたも好きになる。烏滸がましくもそのための礎になりたい。

 

 

【目次】

1、養分
2、過程
3、土台
4、言外
5、愛


 

 第1回は9/18(月)、以降1日置きで投稿。全5回。

 それでは、1ヶ月遅れの夏の自由研究、始めます。